世界の国
196か国とは、現在(2022年3月15日)、日本が承認している国の数である195か国に、日本を加えた数です。
ちなみに、直近で承認された国は、2015年5月15日の『ニウエ』です。地図上の赤い印の場所です。
ついで、ニウエの情報
南太平洋諸島に浮かぶ259平方キロメートル(鹿児島県徳之島とほぼ同じ)の島
世界最小規模の独立国家で、人口わずか1,500人
手つかずの大自然と世界最大のサンゴ礁を見ることができます。
1974年5月20日当時、(50代の人が義務教育を受けていたころ)世界の国の数は、145カ国でした。(外務省1974年資料)
50年も経てば、国境、歴史、情勢、に変化があって当たり前。
海外のこと。最新情報を知る必要のある機会も増えると思います。
外務省のポータルサイトには、国と地域の情報ページがあります。
様々なデータから、その国を知ることが出来ます。また、貿易、文化、援助などの情報から、日本との意外な関わりを発見することが出来ます。
国と地域の様々なデータ
外務省の国と地域のページから、「地域でさがす」と「国名でさがす」(国名はアイウエオ順に並んでいます)で、目的の国を検索します。
以下項目のデータを見ることが出来ます。
・地域・国名・国旗・地図・更新された日時・基礎データ(※1)、トピックス、アーカイブ(過去のトピックス)、リンク
※1 基礎データ(6項目)
一般事情:1.面積、2.人口、3.首都、4.民族、5.言語、6.宗教、7.略史
政治体制・内政:1.政体、2.元首、3.議会、4.政府、5.内政
外交・国防:1.外交、2.軍事力
経済:1.主要産業、2.国民総生産(GDP)、3.一人当たりGDP、4.GDP成長率、5.物価上昇率、6.失業率、7.総貿易額、8.主要貿易品目、9.主要貿易相手国、10.通貨、11為替レート、12経済概況
経済協力:1.日本の援助実績、2.主要援助国
二国間関係:1.政治関係、2.経済関係、3.文化関係、4在留邦人人数、5.在日当該国人数、6.要人往来、7.二国間条約・取極
これらデータから、他国との関係、日本との関係の概要が判ります。
歴史から、どの国と結びつきが強いのか、文化や宗教から、無視できない国がある。や、援助してくれる国があるから推察されることなど。
今 渦中にある国、ウクライナについて、基礎データを紹介します。
なお、政府が公式発表した最新の情報はトピックスに更新されていきます。
2022年3月15日現在の最新記事は、ウクライナ情勢に関する対応(令和4年3月1日)
ウクライナの基礎データ
地域:欧州
国名:ウクライナ Ukraine
国旗:青は空を、黄は大地を染める小麦と農業を表している
地図:
更新された日時:令和4年3月1日
基礎データ
・一般事情:
1.面積:60万3,700平方キロメートル(日本の約1.6倍)
2.人口:4,159万人(クリミアを除く)(2021年:ウクライナ国家統計局)
3.首都:キエフ
4.民族:ウクライナ人(77.8%)、ロシア人(17.3%)、ベラルーシ人(0.6%)他
5.言語:ウクライナ語(国家語)、その他ロシア語等
6.宗教:ウクライナ正教及び東方カトリック教。その他
7.略史:1240年モンゴル軍キエフ攻略~2013年~2014年マイダン革命(尊厳の革命)
2014年ウクライナ騒乱[参照ウィキペディア]
政治体制・内政:
1.政体:共和制
2.元首:ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領(2019年5月~)
3.議会:国民奉仕者党による単独与党
4.政府:首相 デニス・シュミハリ(2020年3月~)
5.内政:※[概略]2013年に起こった反政府デモから、2020年新内閣が発足まで記述されています。
外交・国防:
1.外交:※[概略]2014年2月の新政府発足から、2021年10月後半以降国境付近の不安定な状況までが記述されています。
2.軍事力:※[概略]徴兵制を復活させる等、国防力の強化を推進。2019年2月の憲法改正により、将来的なNATO加盟を目指す方針を確定させた。
経済:
1.主要産業:卸売・小売業、自動車・二輪車修理業(14.0%)製造業(10.1%)農業、林業、漁業(9.3%)他(2020年資料)
2.国民総生産(GDP):1,555億ドル(2020年:世銀)
3.一人当たりGDP:3,726ドル(2020年:世銀) ※日本は、4万48ドル(約428万円)(2020年:内閣府)
4.GDP成長率:3.8%(2021年予測値:世銀)※日本は、2.7%(2021年:内閣府)
5.物価上昇率:2.7%(2020年:世銀)※日本は、0.0%(2020年:世銀)
6.失業率:9.5%(2020年:世銀)※日本は、2.8%(2022年1月:統計局)
7.総貿易額:輸出 492億ドル 、輸入 543億ドル(2019年ウクライナ調査)※日本は、輸出 6兆3,320億円 輸入輸入額 8兆5,231億円(2022年1月:財務省)
8.主要貿易品目:輸出 穀物(19.1%)、鉄・鉄鋼(15.6%)他
輸入 鉱物性燃料(14.7%)、機械類(11.2%)他
9.主要貿易相手国:輸出 中国(14%)、ポーランド(7%)、ロシア(6%) 輸入 中国(15%)、ドイツ(10%)、ロシア(8%)
10.通貨:フリヴニャ(UAH : hryvnia)
11.為替レート:1米ドル=26.99フリヴニャ(2021年12月15日現在:ウクライナ中央銀行)
12.経済概況:※[概略]独立後の市場経済化による混乱から、2010年~2011年に財政状況は回復。2014年には東部情勢の影響を受けたが、2016年にはプラスへ。2020年コロナ等影響を受け、2021年IMFより途上国支援を受け、債務返済をのり越えている。
経済協力:
1.日本の援助実績:
(1)有償資金協力 1,690億円
(2)無償資金協力 98億円
(3)金融支援 580億円
(4)チェルノブイリ・核不拡散関連支援 218億円
(5)技術協力 94億円
2.主要援助国:日本、EU、米国、ドイツ、カナダ、英国、スウェーデン、スイス、ポーランド、ノルウェー等
二国間関係:
1.政治関係:割愛
2.経済関係:
(1)日本の対ウクライナ貿易(2020年:財務省貿易統計)
(ア)輸出 541.8億円(イ)輸入 568.8億円
(2)主要品目(2020年:ウクライナ国家統計局)
(ア)輸出 自動車、機械・装置類、光学機器、医薬品、電気電子機器(イ)輸入 鉱石、タバコ、アルミニウム、水産物、化学製品、木材加工品
(3)進出企業(2021年8月) 38社
(4)日本からの直接投資(2021年6月末時点の累計:ウクライナ国立銀行)1億8,740万米ドル
3.文化関係:姉妹都市(京都市とキエフ市、横浜市とオデッサ市)、2017年は日本とウクライナとの外交関係樹立25周年
4.在留邦人人数:251名(2021年12月時点)
5.在日当該国人数:1,865名(2020年12月:法務省)
6.要人往来:※岸田総理は、外務大臣時代に2度訪問、※ゼレンスキー大統領は2019年10月に来日
7.二国間条約・取極:※1995年3月から2021年10月までに8項目が結ばれている。
出展
外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
外務省/国・地域
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/index.html
世界最小規模の独立国家 ニウエ(Niue)の観光情報
https://www.airnewzealand.jp/destination-niue
ウクライナについて、略史を参考に歴史に触れてみましたが、ソ連時代を含めて、複雑な経緯をたどっていることがわかりました。
また、経済援助については、日本が最も援助している事実を知りました。
海外に出る機会も少ないので、日本以外の国について知らなさすぎることを実感。この機に視野を広げてみたいと思いました。
別の機会にまた記事を書いてみたいと思います。
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