雲の高さ  ~国際雲図帳より~

5月に入って青空を仰ぐと、心なしか空が高くなっているような・・・
高い位置に筋状に流れる雲。

気になって検索してみたら、ありました。世界気象機関というところから、国際雲図帳というものが発行されています。

国際雲図帳とは
世界の気象学者の協議によって定められた雲の分類を、世界中の気象学者はもとより、一般の気象観測者向けに解説したもの。

むずかしいことはおいといて、雲には大別して10種類あるのだそうです。今回は、雲の種類を記事にしたいと思います。

雲の種類は10種類

10種類の雲

最も高い 5,000mから13,000mに現れる雲

巻雲(けんうん)

「すじ雲」と呼ばれます。
刷毛で払ったような流れるような筋が特徴です。

巻積雲(けんせきうん)

「うろこ雲」と呼ばれます。
小石や波状で小さな形が並んでいるのが特徴です。

巻層雲(けんそううん)

「うす雲」と呼ばれます。
薄いベールのようで、太陽にかかると「輪」が見えます。

中間層 2,000mから7,000mに現れる雲

高積雲(こうせきうん)

「ひつじ雲」と呼ばれます。
群れのようにみえる可愛い雲です。

高層雲(こうそううん)

「おぼろ雲」と呼ばれます。
空一面の薄い雲です。太陽がかかるとすりガラスのようです。

低い位置 2,000m付近に現れる雲

乱層雲(らんそううん)

「あま雲・ゆき雲」と呼ばれます。
太陽は見えなくなります。

層積雲(そうせきうん)

「うね雲」と呼ばれます。
畑のうねのように細長い雲が並びます。

層雲(そううん)

「きり雲」と呼ばれます。
山の途中や地上付近に現れる馴染みのある霧です

masuda

今年は梅雨入りが早まる可能性があるとのこと。低くたれこめる雲層雲や乱層雲は、梅雨に良く見られる雲です。

積雲(せきうん)

「わた雲」と呼ばれます。
大きなわたが空に浮かんでいるように見えます。

積乱雲(せきらんうん)

「かみなり雲」と呼ばれます。
2,000mから13,000mに現れ、夏によく現れる雄大な雲です。

ある朝、公園で見た雲は、すじ状の雲と白いかたまりのような雲が混在していました。なるほど現れる雲の高さで、遠近が出て空の表情も豊かに見えたのだと納得。
他に天気との関連があるのか調べてみましたが、雲が出ればどんな雲でも 大概が下り坂と書かれてあって・・・まぁそれはそうだなと。

出展
ウェザーニューズ/高さや形で分ける「十種雲形」
https://weathernews.jp/s/topics/202004/030115/
世界気象機関/国際雲図帳
https://cloudatlas.wmo.int/en/descriptions-of-clouds.html

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