2月1日~3月18日は「サイバーセキュリティ月間」です。
インターネットの悪用による被害に遭わないために
インターネットを悪用した手口によるトラブルが後を絶ちません。
架空請求やワンクリック請求、標的型攻撃メールをきっかけにしたウイルス感染や情報漏えい等。
政府では、サイバーセキュリティに関する普及啓発強化を毎年実施しています。
2022年は、2月1日~3月18日を「サイバーセキュリティ月間」とし、様々な取組が集中的に行われています。
政府広報オンラインの 暮らしに役立つ情報 から
サイバーセキュリティ インターネットの悪用による被害に遭わないためにの記事が公開されています。(2022年2月2日付)
カテゴリは以下3項目
1 家庭での被害が多い「架空請求」、「ワンクリック請求」。その対策は?
2 特定の企業や組織を狙う「標的型攻撃メール」。その対策は?
3 ぜひ家庭で確認を!被害を防ぐ「サイバーセキュリティ」9か条
本ブログでは、予防策としての 3.の「サイバーセキュリティ」9か条と、被害に遭ってしまった時の相談窓口をピックアップしてお伝えします。
政府の取組 詳細サイト:内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)「サイバーセキュリティ月間」2022
「サイバーセキュリティ」9か条
インターネットの理屈や仕組みに詳しくないと、つい「面倒」と思ってしまいます。
でも、紹介されている方法は、新しいことを覚えることでも、難しい事でもありません。
ウイルスに感染したり、トラブルに巻き込まれないために、9か条を参考に、お互いに万全を期しまょう。
1. OSやソフトウェアは常に最新の状態に
OSやソフトウェアは製造元から配布される最新の状態にアップデートして、ウイルスに対抗しましょう。
2. パスワードは貴重品のように管理する
パスワードは、サービスごとに別々のものを設定し、他人に知られないようにしましょう。
メモをするなら、人目に触れない場所に保管しましょう。
3. ログインID・パスワードは絶対教えない
金融機関から、銀行口座番号や暗証番号、ログインIDやパスワード、クレジットカード情報の入力を促すようなメールは絶対に来ません。 もし、訪ねてくるメールが来ても絶対に無視しましょう。
4. 身に覚えのない添付ファイルは開かない
身に覚えのない電子メールは、コンピュータウイルスが潜んでいる可能性があります。
添付されたファイルを開いたり、URL(リンク先)を絶対にクリックしないようにしましょう。
5. ウイルス対策ソフトを導入
ウイルスに感染しないように、コンピュータにウイルス対策ソフトを導入しましょう。(家電量販店などで購入できます)
6. ネットショッピングでは信頼できるお店を選ぶ
品物や映画や音楽も購入できるネットショッピング。詐欺などの被害に遭わないように信頼できるお店を選びましょう。
7. 大切な情報は、複製して保管する
大切な情報がパソコンの故障によって失われることのないよう、別のハードディスクなどに複製して保管しておきましょう。
8. スマホやパソコンなどの紛失・盗難に注意
パソコン、スマートフォンなど持ち歩いて使用する機器は、ファイルにパスワードを設定し、なくしたり盗まれたりしないように注意して持ち歩きましょう。
9. 困ったときはひとりで悩まず、まず相談を
詐欺や架空請求の電子メールが届く、ウイルスにより開いているウェブページが閉じない。
などの被害に遭遇したら、一人で悩まず各種相談窓口(下記)に相談しましょう。
各種相談窓口
ウイルスおよび不正アクセスに関する技術的なご相談は
•独立行政法人情報処理推進機構(IPA)情報セキュリティ安心相談窓口
【電話番号】03-5978-7509(平日10:00-12:00, 13:30-17:00)
広告や宣伝目的の迷惑メールに困ったら
•一般財団法人日本データ通信協会 迷惑メール相談センター
【電話番号】03-5974-0068(平日10:00-17:00)
犯罪に関する相談・電話による情報提供
・各都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口
関連情報~動画や小冊子で学べるサイバーセキュリティ~
内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)
•「インターネットの安全・安心ハンドブック」
※WEBサイト(PDF版)、電子書籍(国内25の電子書店にて取扱い)にて無料配信を行っています。
•映像で知る情報セキュリティ(IPA)
10分前後のドラマ等で楽しみながら情報セキュリティを学べる
•安心相談窓口だより(IPA)
情報セキュリティ安心相談窓口に寄せられる相談内容などをもとに、情報セキュリティに関するさまざまテーマを取り上げて紹介しています。
「サイバーセキュリティ」のカギは、それを使うヒトの心にあります。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンター シニアエキスパート 加賀谷伸一郎さん のインタビューが紹介されています。どんな啓蒙活動も、最終的には個人の意識が大切だと訴えます。
どんなに優れたセキュリティシステムがあっても、それを運用する人がしっかりしていなければ、たやすく「穴」を開けられてしまいます。
例えば、ワンクリック請求の被害者には、恥ずかしさから料金請求画面の消し方を誰にも相談できず、繰り返し表示される要求メッセージに怖くなってお金を払ってしまった人が少なくありません。
標的型攻撃メールでも、周囲から責められることを恐れて開いてしまったことを報告せず、被害が拡大してしまったケースがあります。
「サイバーセキュリティ対策9か条」にしても、それをきちんと実践するかしないかは、ITを使う人次第なのです。
こういった私たちの心の持ち方から生じる「穴」――つまり「心のセキュリティホール」をふさぐことが、なによりも重要といえます。
とはいえ、むやみに怖がったり疑い深くしたりする必要はありません。
情報機器やシステムの面でも、心の持ち方の面でも適切な情報セキュリティ対策を心がけ、またトラブルの場合は公的な機関に相談するようにして、インターネットを賢く利用しましょう。
出展/参考リンク
政府広報オンライン/サイバーセキュリティ インターネットの悪用による被害に遭わないために
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201603/1.html#section003
内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)「サイバーセキュリティ月間」
https://security-portal.nisc.go.jp/cybersecuritymonth/2022/
インターネットの世界、IoTの分野は、詳しい人でも ついていけないほどのスピードで進んでいきます。自分で守りきる。は正直難しいと考えて、相談窓口を頼りましょう。
ネット検索して情報を集めても、同じケースに出会えることは ほぼないです。それよりも、公的機関を早期に利用して早く「安心」しましょう。
本サイトは、ブログ以外に
「誰かに聴いて欲しい」を目的としたホットラインを開設しています。
こころの発散、リフレッシュの場として、気軽に ご利用 ください。
ご利用には『こんな方におすすめ』『約束』『利用の流れ』『予約ページ』をご覧ください。
コメント