成功者ゲーテの密かな悲しみ
わたしは いつも みんなから、
幸運に 恵まれた人間だと ほめそやされてきた。
わたしは愚痴など こぼしたくないし、
自分のこれまでの人生に けちをつけるつもりもない。
しかし 実際には、苦労と仕事以外の何ものでもなかった。
七十五年の生涯で、本当に幸福だったときは、
一か月もなかったと 言っていい。
石を上に押し上げようと
くり返し永遠に 転がしているようなものだった。
「対談において」
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ (1749年 – 1832年) ドイツの詩人、劇作家、小説家、政治家、法律家等
たとえば失恋した時には、失恋ソングを 聴きたくは ならないでしょうか? それと同じで 絶望した時には、絶望の言葉の方が、心に染みることが あると思うんです。 私自身も、そういう体験をしました。
NHK〈ラジオ深夜便〉制作班 頭木弘樹(かしわぎ ひろき)著 ”はじめに”より
あらすじで見れば、確かにゲーテの人生は 幸福なんですが、他の人には わからない密かな悲しみというものを 秘めている場合が やっぱり人間ってあると思うんです。
NHK〈ラジオ深夜便〉制作班 頭木弘樹(かしわぎ ひろき)著 ”第3回放送 絶望名言 ゲーテ”より
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