知らないと損をする? 最低限身に付けておきたい「金融リテラシー(知識・判断力)」
政府広報オンラインのポータルサイトから、お金との付き合い方の解説「金融リテラシー」について紹介します。
自分の収入やライフスタイル、将来の人生設計などを踏まえて、いつどのような時期にどの程度のお金が必要になるか、そのためのお金を どのように準備すればよいか など「知識」と「判断力」について考える、教育を受ける 時代となりました。
生きる力を向上させる 攻めの姿勢の知識が必要 ということで、 「金融リテラシー」 (知識・判断力)の向上が求められています。
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記事は平成26年(2014年)4月25日発行
以下について記載しています。
①「金融リテラシー」って何?
『お金との確かな付き合い方』を知って、確かな人生を
「お金」は生活基盤でもあります。上手に管理したり、注意深く使ったりすることが重要となります。そのためには、お金について十分な知識をもち、お金との付き合い方について適切に判断する力が必要です。
このようなお金にかかわる、金融や経済に関する知識や判断力のことを「金融リテラシー」と言います。
②「金融経済教育」はなぜ必要?
「金融リテラシーを身につけておきたい3つの理由
よりよく問題を解決する資質や能力は、「生きる力」をも育んでいく大切なスキルです。
金融や経済に関する基礎知識に基づいて 身につける【主体的に学び、考え、判断し、行動する】ことは、次のような理由があります。
(1)金融リテラシーで生活スキルを高める
これからの自分自身と自分の家族のために、金融リテラシーは大事な生活のスキルです。
様々な金融商品や金融サービスの特性を理解し、情報を集めることを習慣化し、それらの知識・情報をもとに適切に判断する力を向上させていくことが必要です。
(2)金融リテラシーを向上して、健全で質の高い金融商品を育てよう
近年、金融にかかわる規制緩和(※1)を背景に 様々な金融商品が登場しています。さらにクレジットカードやキャッシングにかかわる金融サービスなど、多種多様なサービスが提供されるようになっています。
正しい知識で、金融商品や金融サービスを選択することは、より良い品質高めていくことに繋がります。
そのために、私たち一人一人の金融リテラシー向上が求められています。
※1 経済活動に対する政府のさまざまな公的規制を廃止・緩和すること。ますます自己決定・自己責任の時代が到来しています。
(3)家計の金融資産を有効活用しよう
日本の家計金融資産(現金、預貯金、株式、投資などの資産)の過半数は、預貯金で運用されています。
しかし、低金利が続く中、預貯金だけでは将来に向けた十分な資産形成が難しくなっています。
理解を深め、家計の金融資産を活用運用することで成長を促していきましょう。
③最低限身につけていおきたい「金融リテラシー」とは?
金融知識に加え、家計管理、生活設計、金融商品の選択、外部の知見を活用する力
社会人として、経済的に自立し、しっかりと暮らしていくために、金融や経済の知識だけでなく、家計管理や将来の資金を確保する長期的な生活設計として(4分野・15項目)の金融リテラシーが必要といわれています。
分野1. 家計管理
(1)適切な収支管理の習慣にすること
分野2. 生活設計
(2)ライフプランを明確にすること
分野3. 金融と経済の基礎知識と、金融商品を選ぶスキル
【金融取引の基本としての素養スキル】
(3)契約時の基本的な姿勢を身につけ、習慣化する。
(4)情報の入手先の信頼性の確認
(5)インターネット取引の利点と注意点の理解
【金融分野共通のスキル】
(6)金融と経済の基礎知識、金融経済情勢に応じた金融商品の選択についての理解
(7)取引の実質的なコスト(価格、手数料)を必ず確認
【保険商品へのスキル】
(8)自分にとってカバーしたい事態(死亡、病気、火災など)の保険が何かを考える
(9)カバーすべき事態が起きたとき、必要になる金額を考える
【ローン・クレジット】
(10)住宅ローンを組む際の留意点を理解する
ア.無理のない借入限度額の設定、返済計画を立てる
イ.返済を難しくさせる事態に備える
(11)無計画・無謀なカードローンやクレジットカードなどの利用を行わないことを習慣化
【資産形成商品】
(12)高いリターンを得ようとする場合には、より高いリスクが伴うことを理解
(13)資産形成における分散(運用資産の分散、投資時期の分散)の効果を理解する
(14)資産形成における長期運用の効果を理解する
分野4. 外部の知見の適切な活用
(15)金融商品を利用するにあたり、外部の知見を適切に利用する必要性を理解する
④各年代で身につけたいことは?
学びと習慣づけを通じて、基本的な金融リテラシーを備える
今後は、前述の「最低限身に付けるべき金融リテラシー(4分野・15項目)」を金融経済教育を担う関係者で共有し、金融経済教育の取組を進めていくこととしています。(2014年時点)
年齢別・分野別の教育内容
- 小学生 買い物、お小遣い、お手伝いなどの体験を通じてお金に関わる素地を身につける
- 中学生 将来の自立に向けた基本的な力を養う
- 高校生 社会人として自立するための基本的な能力を養う
- 大学生 社会人として自立するための能力を確立
- 若年社会人 生活面・経済面で自立
- 一般社会人 社会人として自立し、本格的な責任を担う
- 高齢者 定年退職・年金生活。判断力や理解力が衰えた場合の資産の管理・運用の準備を行う
⑤お金や金融について学びたい時は?
金融に関する様々な情報・知識を提供している「知るぽると」の活用を
金融・経済をめぐる環境は時代によって大きく変化して、金融商品や金融サービスが続々と生まれています。
そうした進化に取り残されないよう適宜 新しい情報を得て、金融リテラシーを高めることが重要です。
金融機関や業界団体、自治体などが行っている金融セミナーや公開講座などが利用しましょう。
金融広報中央委員会のウェブサイトが運営している『知るぽると』を紹介します。
『知るぽると』 では、「金融と経済のしくみ」「暮らしのマネー情報」などの情報、クイズやビデオで学ぶコーナーなど、子どもから大人まで、分かりやすくお金や金融について知ることができます。
出展
政府広報オンライン/知らないと損をする? 最低限身に付けておきたい「金融リテラシー(知識・判断力)」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201404/1.html#anc01
金融広報中央委員会「知るぽると」
https://www.shiruporuto.jp/public/
金融広報中央委員会「知るぽると」/規制緩和(deregulation)とは
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yogo/k/kisei_kanwa.html
私自身≪お金≫って誰かが上手にやってくれる、天下の周りものと考えていた時期もありました。しかし、低金利の時代、自ら積極的に運用する必要性を今更ながらに感じて、金融リテラシーにいそしんでいます。
当然のことですが、「詐欺」も横行しています。十分注意しましょう。
詐欺的な投資勧誘トラブル(参照リンク:独立行政法人国民生活センター)
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