ロールモデル ~手本となる大人~

ロールモデル。ロールは「役割」、モデルは「お手本」を意味する言葉です。

特に若い人が組織の中で目指す人や、手本となる人を指すときに使う言葉です。

元は職場やキャリア形成の中で使われる用語でしたが、最近は「憧れの人」など解釈が広がっているようです。

憧れの人

一昔前の憧れの人といえば、尊敬する人が一般的でした。
歴史上の人物や著名人など 手の届かない人や、両親などのように、目上の人の存在が対象となる傾向にありました。

masuda

他にも、偉業を成し遂げた人、聖人君子、インパクトのある業績や生き方をした人などもですね。

現代では、尊敬するだけでなく、直ぐに影響を受けられる人(受けた人)など「憧れる」対象が、身近になっているようです。

メディアに取り上げられる方はもちろん、良い悪いと一概に決められない影響力のある方や、二次元、架空の人物など、また「推し」も含まれる場合もあります。

また、その人そのものではなく、「行為」や「行動」などが憧れの対象となる。現代の「あこがれ」は解釈も多様化しています。

ある投稿では、『見学に訪れた施設の職員』『〇歳上のいとこ』など動いて視界に入る人が対象になることも。

憧れは大切

キャリア形成はもちろんのこと、ビジネスシーンでのお手本や、自分の行動や考え方など、人はいつでも『お手本』が必要です。

自分が過去、どんな行動をとったらよいか迷ったとき、誰かを見たり、尊敬する人物ならどうするかなど考えたことはありませんか?

視覚や聴覚による刺激や、意識をもってとった行為(経験)は、人格や習慣を形成する上でとても大事なことなのです。

自分の中に知恵がなければ、「正しそうな人(行為)」を見つけて乗り切ります。

人生における「真似」や、行動基準となる先達は、経験の浅い若い世代にはとても大事なものなのです。

ところが

若者に対して行われたアンケートで、
自分には、『ロールモデル憧れている人(対象)』はいない。『職場に憧れる大人がいない』
という結果が。

中日新聞(2022/9/6記事)と、博報堂『キャリ女研』さんのサイトを参考にさせて頂きました。

順番としての自覚

周りに憧れる人、真似したくなる人がいない。ということはとても残念なことです。

今はなんでも検索できるし、マニュアル本がいくらでもあるのだから、若い世代の目利きが問題なのだろう。
ではなく、我々大人世代の課題ともいえます。

大人の沽券(こけん)に関わる問題ではないでしょうか。
これまで先人たちに、多くのことを学ばせて頂いた順番が回ってきたと考えます。

もちろん聖人君子に等なれません。

なれませんが、一貫した態度、言動、年齢相応の配慮や行動など私たちも先輩に教えてもらったことがありました。反面教師の人も良いお手本でした。

私たちが見てきたように、今の若い世代も見ています(見てくれています)。

改めて周りを見てみた時、
この人に憧れる。この人のこんなところが尊敬できると、もし言われたり思われたりしたら。
歴史上の人物になれなくとも、自身の自信につながり人生の先輩としての役割を果たすことにならないでしょうか。

masuda

憧れる人がいる職場、人生は気持ちが明るくなります。

最期は少し押しつけがましいメッセージとなりましたが、身近に憧れる人がいない。というアンケート結果はその割合(6割から8割の人がいないと回答)とともに個人的にショックだったので取上げました。若い方に教えられることももちろん多いですし、大人だからって気を張り続けるの無理です。
人が一番成長するのは他者に教えたり、他者に責任を持つ時です。つまり見られている時です。
私も50代。大人世代として、お手本になれるような行動を心掛けたいです<(_ _)>

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