コロナ禍となっての移動の自粛は、行動範囲が狭まるという「負」の面だけでなく、自分の周辺に目を向けて「新たな気づき」へ促すきっかけにもなりました。
皆さんも同じような気づきがあったりするのでは?と思いながら、
身近な絶景を2か所記事にしたいと思います。
静寂の中で
写真の場所は、岐阜県各務原(かがみがはら)市 河跡湖(かせきこ)公園 。
ある雑誌で紹介された絶景スポットに惹かれ訪れました。
園内にある『アカメヤナギの大木』がその絶景を魅せてくれます。
うねりを伴う枝が湖面に沿って伸び、鏡となった水面に覗き込むように映り込んでいます。風のない日はさらに幻想さが増します。
その日は、完全な無風を捉えることが出来なかったので、残念ながら写真の水面は多少さざ波が立っていますが、とても美しい景色にしばらく時間を忘れました。という一枚。
自然豊かな公園で、アカメヤナギをはじめムクノキ、エノキ、様々な針葉広葉樹が賑やかで、5月の中旬にはヒトツハタゴの花も見ごたえがあるのだそうです。
うっそうとした池の周りは、日差しが強ければ、木漏れ日が遊ぶ美しい小道が走っていて、四季のいつ来ても表情を変える穴場の公園です。
迫る美
こちらは、愛知県豊田市の「研修センターつどいの丘」。会議、研修、合宿などに利用されている施設です。
この敷地内の駐車場に、約1万株のつつじが植えられています。驚くのは植え方。駐車場の為に整地された法面全体に植樹されていて、高さは5メートルにも及びます。春。この法面が 『花の壁』となって色が湧き出るのです。
見頃の期間は渋滞が発生する地元ではかなり有名な場所です。
くっきりとした濃いピンク。淡いピンク。紅色や紫。白もあれば、筋が入った花弁も。大画面を凝らしてみると小さな表情が重なり合って、その健気さにほっこりします。
まだまだ花の季節が続きます。遠くに行かなくても、近くの公園や道端にも春の花が風に揺れているのを簡単に見つけることが出来ます。
少しペースを落として周りを見てみると笑顔になる景色は案外身近に溢れているものかもしれませんね。
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