歴史上の人物が語った言葉には、残るがゆえ 心に染みる言葉が沢山ありますね。
今回は『人間とは 生きるとは』に思いを馳せた時に少し勇気がもらえるそんな言葉を5つご紹介したいと思います。
違うテーマで他の言葉も紹介しています。
人生とは何か ~心に染みる言葉集①~
強い人間になりたいと思ったら、水の如くでなければならぬ。
障害物がなければ水は流れる。堰があれば、水はとどまる。堰がのぞかれればふたたび流れる。
四角の器に入れれば、四角になるし、丸い器に入れれば丸くなる。
このように謙譲(※1)であるために、
水は何よりもいちばん必要で、また何より力強いのだ。
老子(※3)
「老子」はその存在について謎の多い人物です。前漢の歴史家である司馬遷(前145?~前87?)の「隠君子(※2)である」説が有力です。
※1 謙譲(けんじょう): 控えめである様
※2 隠君子(いんくんし):政治の場に身を置かず、世を避けた有徳の人
※3 老子:※2の解釈により、世の中のさまざまなことを観察し批判した人物が一人或いは数人存在し、それがいつしか「老子」という一人の人物像に凝縮したと考えられる。
想像力は知識よりも大切である。
知識には限界があるが、想像力は世界を包み込む。
アルバート・アインシュタイン[1879-1955]
相対性理論という説明も難しい理論ですが、生まれたきっかけは昼寝でみた夢からとのこと。
夢を夢と片づけないで想像力を思考実験にまで高めるあたりが非凡なのかもしれません。
ワクワクする力強い言葉ですね。
世の中に自分で試してみないで判ることなんかないぜ。音楽は一つの体験だ。予想じゃない。頭の中で新しいコードを考えるだけで、良い演奏といえるかね?君は試してみるべきだよ。その上で無意味だと思えば、それが真実だ。仮定ばかりの上に自分の思想や、音楽を組みたてようたって、無駄じゃないかな。
五木寛之[1932-]
音楽を一つの例にあげながら、起こしてみることの重要性を説いている言葉ですね。
小説家としての作品もさることながら、第2次世界大戦での引き上げを経験された方です。私たち親世代の方のお話は身につまされることがあります。
絶望は人生に必ずつきまとうものだ。絶望しないような人間はある意味で頼りない人だといえる。なぜなら小さな自己に満足し、何ら努力も考えごともしない人に、絶望は起りえないからだ。
亀井勝一郎[1907-1966]
文芸評論の他に、宗教論、美術論、文明・歴史論、文学論など多岐にわたります。自身の人生論・恋愛論のベストセラーもあって、こちらも興味深い言葉が並びます。
あたかも良く過ごした一日が安らかな眠りを与えるように、良く用いられた一生は安らかな死を与える。
レオナルド・ダ・ヴィンチ[1452-1519]
疑問と観察をそのままにしない。応用力と分析力に長けている。と素人の評など軽くを超えて、その多才な業績は既に歴史。
天才という言葉がふさわしい方です。しかし、個人的には非常に努力の人だと思っています。だからこそ丁寧に力いっぱい過ごすことも疎かにしなかったのだろうと。やはり尊敬に値する人ですね。
参考『座右の銘 意義ある人生のために』里文出版 より
日々の情報の波に翻弄されて、処理することにエネルギーを注ぎがちな昨今。たまにぼんやり『人生』や『生きる』について思いに耽ることも大事なリフレッシュ。あるいは、正面切って真面目に深掘りしてみるのも一興。そんな時、歴史上の人物達の言葉は頼もしい相棒となります。
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