国際化が進み、海外のニュースも身近となってますますグローバルな視野が必要となっていますね。海外の方と話をしたり、自らが海外へ行くこともおありだと思います。
海外に出て、あるいは海外の方と話をするときの「あるある」は、日本のことを良く聞かれるということ。
富士山や、お寿司の紹介もありですが、今時は、海外の方の方が日本を良く知っていたりします。
新倉富士浅間神社(※1)や地獄谷野猿公苑(※2)は海外旅行者訪問地の定番となりつつあります、急上昇しているのは、アニメの聖地(※3)など。
※1:展望デッキからの富士山は絶景
※2:「お猿さんがお風呂に入るなんて」という意外な風景が見られる
※3:アニメツーリズムの推進 – 内閣府 (30頁!!!)
過去記事⇒Highlighting JAPAN ~日本のハイライト~2022年3月10日
そこで国宝
海外の方をご案内する時や、話題など、誇れる文化として自信をもってご紹介できるものが歴史的芸術。
国宝が放つ重厚なオーラは、教養としても感じてみたいものです。
文化庁には、文化財をデータベースにしているポータルサイトがあります。
『国指定文化財等データベース』
『国指定文化財等データベース』です。
2022年7月1日現在 国内にある日本の国宝は、1131点です。
「文化保護法」を基に選定された文化財です。詳細な内訳はこちら⇒文化庁/文化財指定等の件数
国宝は、文化財と選定された中の、有形文化財の中から重要文化財に指定された中で、更に指定を受けたものを指します。『文化財の体系』より
文化財を検索する
『国指定文化財等データベース』のトップ画面です。
データベースなので、余分なお愛想はありません。
「名称」、「分類」、「都道府県」、「指定等区分」、「所有者」、「時代」、「地図」等で検索することができます。
名称や分類などから検索できるスポット画面。
文化財ごとに検索できるスポット画面。
『国宝』のみ検索するには、「文化財分類」のタブでフィルタをかけると、建造物、美術品それぞれピックアップすることが出来ます。
各データには詳細な寸法や解説が記載されています。写真や図が載っている文化財もあります。
※画像が載っていないものがあるのは残念ですが、非公開と秘物は仕方ありません。
「県別」「現在地から〇〇Km以内」で検索すると、思わぬ文化財が住んでいる近くで見つけることが出来るかも。
現在地5Km以内に5件がヒット。その中には、登録有形文化財(建造物)の老舗の料亭もありました。100年前の建物が文化財として登録されていました。
国宝以外
文化財の分類には、「特別天然記念物」や「重要文化的景観」「民族文化財」などあって、興味深いです。
「特別天然記念物」のオオサンショウウオは有名ですが、北海道の「マリモ」、富山県の「ホタルイカ」、高知県の「杉の大スギ」なども指定されいます。
各データの解説文(詳細解説も有り)を読むと、これらは希少、唯一、途絶えた「大切なものなんだ。」という気持ちになります。
国宝を近くで見たい
美術館などに収蔵されている国宝を拡大して見ることが出来ます。
『e国宝』で可能です。
国立文化財機構の4つの国立博物館 (東京国立博物館、京都国立博物館、 奈良国立博物館、九州国立博物館)と研究所(奈良文化財研究所)が 所蔵する国宝・重要文化財の高精細画像を、多言語(日本語、英語、中国語、韓国語)による解説とともにご覧いただくことができます。
トップページ紹介文から
思わずのけぞるくらいの【高画質】です。検索して表示された画像を拡大クリックすると、例えば絵画なら、細かな線や色はもちろん、経年劣化の汚れや傷まで見ることが出来ます。実際に美術館に訪れたとしても、この近さで見ることはおそらく叶わないので、驚きます。
興味をお持ちの方は必見です。
出展
国指定文化財等データベース
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/index
e国宝
https://emuseum.nich.go.jp/top?langId=ja&webView=
文化庁/文化財指定等の件数
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/shitei.html
文化財の体系
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/gaiyo/pdf/93522401_01.pdf
内閣府/アニメツーリズムの推進
https://www.cao.go.jp/cool_japan/local/seminar1/pdf/siryou1-2.pdf
データベースには、他に日本の世界遺産(20件)についても知ることが出来ます。「選定保存技術」などは日本の手仕事や生活の手法、文化財を残す技術、「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」では、日本の古来にまつわる文化を知ることもできます。無形のものは人の伝承無くして継承できないはかなさももっています。思わぬ形で自分が関わることもあるかもしれませんネ。
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