歴史上の人物が語った言葉には、残るがゆえ 心に染みる言葉が沢山ありますね。
今回は『自分は何者か』と気持を寄せた時に染みる言葉を5つご紹介したいと思います。
違うテーマで他の言葉も紹介しています。
人生とは何か ~心に染みる言葉集①~
人間とは 生きるとは ~心に染みる言葉集②~
我を知らずして外を知るという ことわり あるべからず、されば己を知るものを知れる人というべし
“自分自身を知らずして、他人や世の中のことなど分かろうはずがない。即ち、賢者と言われるものは、自分自身を知っているもののことである。”
吉田兼好[1283?-1352?]
「徒然草」に書かれている一節です。書かれたのは兼好の中年期とも、後の世で編纂されたものとも。ただ、普遍的な諭しを語ってくれていますね。
私の会う人すべての人は必ずある点おいて私にまさっている。その点において私はその人より学ぶところがある。
ラルフ・ワルド・エマーソン[1803-1882]
エマーソンは18歳でハーバード大学を卒業するほどの秀才。詩人として有名な方と思っていましたが、その生い立ち(ウィキペディア)は波乱に満ちていました。
ごく小さな孔(※1)から日光を見ることができるように、小さな事柄が人の性格を浮き彫りにする。
サミュエル・スマイルズ[1818-1904]
※1 孔(あな):穴には「くぼんだ」も含まれている。ここでのあなは突き抜けた意味を持つ孔がふさわしく、また比較的小さなものを通すあなとして表現される孔が、より言葉に重みをもたせる。
成功伝集といわれる「自序論」を書かれた人で、「天は自らを助くる者を助く」(※2)も有名な言葉です。
※2 意味:人に頼らず自分自身で努力する者には、天が助け、幸福をもたらすということ。
君の健康を回復するためには、薬も療法も君には必要ではないのだ。最も簡単に暮らすことが一番良い方法かもしれない。少し食べ、少し飲み、そして早くから休むことだ。これは世界的な万能薬だ。
ウジェーヌ・ドラクロワ[1798-1863]
「民衆を導く女神」などを描いた有名な画家である一方、政府関係の仕事も精力的にこなした多彩な芸術家です。この言葉は自分自身に向けているのでは・・と感慨深いです。
人間には二とおりある。一つは仕事にありつけないとへこたれてしまう人間、もう一つは、例え仕事が無くとも、必ず自分に何かやれる仕事があると信じている人間。この二とおりの人間である。
ウォルト・ディズニー[1901-1966]
説明するまでもなく誰もが知るディズニーですが、成功するまでは挫折の繰り返しだったことはあまり日の目を見ません。夢、理想、希望。口に出せばくすぐったい言葉でも、動かす力があるのは真実ですね。
参考『座右の銘 意義ある人生のために』里文出版 より
言葉を紡ぐとき、真実味が現れるのは自分が経験したこと。想像でももちろん書けますが、想像の時は筆が遅いです。歴史に残る言葉を読んでいて、語った本人から絞り出された言葉だからこそ「刺さる」という当たり前のことに気付かされています。有名無名に関わらず、日々、あるいは人生を正面切ってぶつかって生きてきた、生きている全ての人の「想い」は名言に通じるものがある。カテゴリ『エール』を書いていて常に感じています。
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