新聞を読んでいたら、気になった言葉がありました。『関係人口』(かんけいじんこう)。
どんなものなのか、何が起こっているのか調べてみましたので紹介します。
総務省が先導
「関係人口」という言葉は、1990年代には国会で取り上げられるなどしていましたが、今回紹介する意味とは異なっていました。
2017年に総務省が行った検討会で「移住した『定住人口』でもなく、観光に来た『交流人口』でもない、地域や地域の人々と多様に関わる者」と定義したことが始まりでした。
「地方移住に興味はあるけど」いろいろな不安を持っている方、「移住までとはいかなくとも、地域と関わりたい!」そんな思いを持っている方と、人口増、町おこしなど、活性化を目指す 受け入れる側の地域。を結ぶ活動に関連しているようです。
総務省『関係人口』ポータルサイトが2018年に公開されました。
双方の「夢を叶えたい」「夢につなげたい」を、地域や国が様々な活動で支援が行われています。
『関係人口』のイメージ
具体的な活動 『地域おこし協力隊』
総務省 地域力創造グループ 地域自立応援課 と、地方公共団体が共同した
『地域おこし協力隊』の活動が進められています。
地域を変える力になろう。
『地域おこし協力隊とは』
「都会を離れて地方で生活したい」「地域社会に貢献したい」「人とのつながりを大切にして生きていきたい」「自然と共存したい」「自分の手で作物を育ててみたい」…。今、都に住む人たちが様々な理由で豊かな自然環境や歴史、文化などに恵まれた「地方」に注目しています。
「地域おこし協力隊」とは人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住、定着を図ることで、意欲ある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度です。
《定住》《定着》と書かれると、ハードルが高いと思われる場合は、先に「募集情報を探す」から以下の項目で確認することが出来ます。
- 募集カテゴリー:協力隊、インターン、おためし
- 活動カテゴリー:農林水産、観光、教育、情報通信、スポーツ、空き家 など
- 地域:※全国の募集件数が表示
- 活動支援制度:1. 報酬月額 2.活動日数 3.活動支援制度 など
地域おこし協力隊の定住状況等に係る調査結果概要(令和2年1月公表)
平成31年3月31日までに任期終了した地域おこし協力隊員の定住状況等について調査を実施。
同一市町村内に定住した者は2,464人
前回調査(1,075人)比で約2.3倍に増加うち、3人に1人以上(36%)が起業前回調査時(29%)から増加
他にも、関係人口となった方の声 では、地域や地域の人々と多様に関わる「関係人口」となった方たちの、活動の様子やきっかけ、地域との関わりを持つことに対する思いなどが紹介されています。
「関係人口」という言葉が気になって調べてみましたが、『地域おこし協力隊』という活動がすでに2018年から開始されていたことは新たな視点が増えるきっかけとなりました。
活動当初のお知らせには若い方へ向けたメッセージが多かったように感じましたが、現在ではコロナ禍により、働き方に変化が起こっている全世代に発信する幅が広がっていると感じます。これからの生きる場に対する可能性を感じました。
興味の参考になれば幸いです。
出展
総務省『関係人口』ポータルサイト
https://www.soumu.go.jp/kankeijinkou/about/index.html
地域おこし協力隊・関係人口サミット
https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/COVID-19/img/policy/pdf/chiiki-okoshi-kyouryokutai_saitama_01.pdf
地域おこし協力隊
https://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/
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