エール!!　～展示会で出会えた声7～

5月第2週　愛知県で開催された 『エクステリア』に関する展示会がありましたので 行ってきました。
エクステリアというと個人向けの製品という印象がありましたが、商業向け、公共にも携わり、周囲の景観にも配慮する。デザインなどの空間演出だけでなく、「気持ち」にアプローチしている分野なのだと知ってとても興味が湧きました。
“業界の動向”、”お仕事で意識されているところ”、”頑張っていること”、”生の声”など貴重なお時間を頂いてお話頂けました。
伺った言葉を紹介したくて記事にしました。
励みになったり、自分と同じ と思われる言葉や 気持ちが あるかもしれません。

お話を伺った方の声

S社　Y様
「塗る」素材を知り尽くして外装舗装材の開発に携わっています。経験のない人でも「造る」楽しさが味わえる製品がつくれたのではないでしょうか。個人的にも人の気持ちに携わる場に身を置いていたので、そのような経験が仕事や製品作り、後任育成に役立っていると感じていますよ。

S社様
展示場のポートなどに使用する建材の開発をしています。空間のしきりとしての機能を備えながらも、敢えて無機質なデザインにこだわることで、本来見せたいものへ視線を誘うようにする。主張しずぎないをコンセプトに、でも「売れる」製品を作らなければならないので企画、素材、デザインの決定一つ一つ難しくて苦労しました。

M社様
「表札」はまさに「家の顔」。個性を遊んでほしくて様々な可能性をデザインしています。刀や斧を表札にしたり、ガラス素材や金属を複雑に加工したものなど、家に来るのが楽しくなるようなワクワクを提供したいですね。あと、表札を交換する時、これまでの感謝を込めて「表札供養」をご案内しています。

T社様　
グラフィックスポットライト。素敵でしょ。映し出されるライトの光によって壁に画を写しだして幻想的な空間になります。大掛かりな装置という訳ではないのに、視点の切り替えで新たなアイディアが生まれたんです。出尽くしたというところからでも、切り口を変えることで全く違うものもしかしたら新しいものが生まれる。発掘していくのが面白いですよ。

S社様
「満たすものを作る」というは大変なことなんです。公共の場で求められる数値や、企業様が先手を打って取り組む防止対策を満足させるのは。今ではく、商品となった時に、要求を満たしているものにする必要がありますからね。動向を常に把握して ニーズにも、自社にも貢献する。皆さん同じなんじゃないですかね。

S社様
カーポートを制作しています。一度購入頂けば、長く使ってもらうもの。正直回転率の高いものではないから、「スゴク」気に入って頂くためにデザインには非常にこだわっています。もちろん機能が備わっていてこそ長く使って「愛着」にかわる。その方の生活を豊かにしていけるものは何か目指しているんです。

G社様　
フェイクの岩、植物を提供しています。これまでは商業施設などが主なターゲットでしたが、自宅の庭をもっと「気軽」にカスタマイズできる商品としてご紹介しています。自然のものだと手軽にカスタマイズするということはなかなか難しいと思いますが、組み合わせやデザインの可能性はもしかしたら無限。自分の「想い」を視覚の変化に乗せることが出来ます。より豊かな生活のお手伝いが出来たら嬉しいですね。

「エクステリア」という業界の知識がなくて、新しく知ることが多いて刺激的な時間でした。会場を訪れていた方はその道のプロですが、エンドユーザーは個人的嗜好で選ばられるので、より身近な「イイネ」に寄っていく必要があって、しかも多様性にも対応するとなると、容易、変更、カスタマイズは当たり前。作る側の発想の柔軟さが求められる業界なのだと感心してしまいました。その分ダイレクトに「ありがとう」に触れられているのかなとも。「モノ」を介しても、やっぱり「人」の交流なんですね。

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