『トラブル』『困った』になる前に
2022年1月13日の「2022年4月からの成年年齢」の記事内で、新成年を狙う手口が増える懸念についてお伝えしました。
然しながら、日常生活に潜む「トラブル」は、新成年に限った事ではなく、私たち大人世代こそが気を引き締めて行く必要がありますね。
こんなに注意喚起がなされているのに、トラブルの報告は後を絶ちません。
2020年度の消費生活相談の概要(2021年8月5日:公表)
独立行政法人国民生活センターで 啓発リーフレットを発行して注意を呼び掛けています。
目にされた方も多いと思います。一目で内容が理解できるリーフレットなので、今一度紹介したいと思います。
啓発リーフレット
○ポチッとする前によーくチェックだワン![PDF形式] (2021年3月号)
○情報は…うのみにしちゃ絶対ダメ![PDF形式](2020年2月号)
○「絶対もうかりますよ!」 それ、大丈夫!? [PDF形式] (2019年10月号)
○ネットの情報商材トラブル急増中![PDF形式](2018年12月号)
○架空請求被害急増中![PDF形式](2018年10月号)
【編集・企画】国民生活センター
『啓発リーフレット』が訴えること
何か欲しいと思っていると、やたらとその情報が目に入ることありませんか。
人間には「動因」(内的状態における欲求)と「誘因」 (動因欲求を満たすような外的要因)があって、判っているつもりでも良く出来た話に気持ちが動いてしまいます。
出来るのは、とにかく「疑うこと」。
または、誰かに話してその正当性を確認すること。
当たり前すぎて耳にタコだと思いますが、騙す方は「あなたを騙すよ~」 といいません。
上手に心理をついてきます。『うまい話には絶対に裏がある』
本当に儲かるならば、人に言うはずありません。
参考:だまされない消費者になるための心理学[PDF形式](363KB)
【執筆者】有賀 敦紀(広島大学大学院人間社会科学研究科 准教授)
出展
独立行政法人国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/index.html
PIO-NETにみる2020年度の消費生活相談の概要
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20210805_1.html
だまされない消費者になるための心理学
https://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-202201_04.pdf
『だまされない消費者になる為の心理学』には、
人間は自身の期待に沿う(ポジティブな)情報に対しては注目しますが、
期待に沿わない(ネガティブな)情報は無視してしまうポジティビティバイアスがあると指摘しています。
嫌なことから目をそらしてしまうのは ある種防衛本能として ストレスを回避するなど 歓迎すべき場面もあります。
しかし、大事なお金は必死に守る必要があります。
騙す方はプロです。「私は大丈夫」と思っても疑ってみましょう。私も気を付けます。
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