ドキドキ・ワクワク

健康寿命を延ばす生活習慣 その4

今回は、12/20のコラムに関連し、健康寿命を延ばすための「生活習慣」を取上げます。
特定非営利活動法人日本成人病予防協会. 専務理事 安村 禮子さんの資料 『健康寿命を延ばすには』 [出展:人事院]には、キーワードとして、『テクテク・カミカミ・ニコニコ・ドキドキ』が出てきます。

今回は、『ドキドキ』を紹介します。

ドキドキ

寝たきりや介護の期間を少なく、平均寿命を迎えられるよう健康寿命を延ばすには、日々の気持ちのありようが大切になります。

日々の気持ちのありように、行きたいところがある、逢いたい人がいる、したいことがあるなど、時間を忘れさせてくれるようなことがあれば、生きる張りになりますよね。

この生きる張りが「ドキドキ」です。

『ドキドキ』が起こっている時

ドキドキ[外界からの情報が五感を通じてとりいれられること]は、老化を遅らせることに繋がる前頭葉を刺激します

記憶や意欲など感情の働きとも深く関係する前頭葉。実は前頭葉は脳の中で最も老化が早いといわれています。個人差はあるものの、前頭葉の萎縮は40代から見られ始め、さらに60代、70代でさらに進むようです。前頭葉が萎縮すると、相手の感情を推し量ったり、共感したり、感動するといった感情の働きが鈍化、意欲が低下します。感情の平板化(喜怒哀楽の表現が乏しくなる)がおこり、自発性、外の世界に関心がなくなります。また外出しないことで、運動の機会も人との交流も減り、体と脳の機能もさらに弱るようです。最近、外出するのが億劫になっていませんか。新しい発見で「なるほど」!と感心する出来事ありましたか。学びたい、どこかに出かけたいという意欲はありますか。前頭葉の萎縮の進行は、前頭葉の血流をふやすことや刺激を与えることが有効なようです。

脳の中で一番老化が早い『前頭葉』をトキメキで鍛えて老化予防!

前頭葉を活発化させる「ドキドキ」を感じる には

最近脚光を浴びていること

「前頭葉を鍛える」と検索すれば、トレーニング的な言葉を多く見つけることが出来ます。
ルーティーンからの脱却、新鮮な視点を増やす、音読、書くことを増やす、ルーティーン作業でも心を込めて(意識を高める)みる。等々。

真面目に「取り組む」べき項目に聞こえて。もちろん間違いではありません。でも、もう少し自由に心を遊ばせることの方をお勧めしたくて。

ドキドキ・ワクワクの時間を過ごせるキーワード。『推し活』という言葉を良く聞きませんか。

「オタク」とか、「オタクの発展系」とか様々な解釈がされていますが、もっと積極的で明るいイメージが定着しています。

以前ならみっともないと思われていた社会通念が弱まり、好きなものを好きと言って何が悪い。と。
ライフスタイルの多様化で、価値観や趣味、好みの解釈も様々に広がり、「推し活」の世界を広げて 市民権を得ています。

アイドル、キャラクターに限らず、対象は三次元、二次元など人物にとどまりません。自分の好きなものを「推し」として、応援する、収集する、コミュニティで盛り上がる。夢中になって過ごすことが出来る時間です。
老若男女の枠を超えて、自分の世界を豊かにする方法として広がっている世界です。

「推し」に対する気持ちの張りが、精神的健康【QOL】(生きがいや自己実現など精神的な満足度)へ良い影響あること報告されています。

「推し」を見つけて心のドキドキを増やしてみませんか。自分のさらなる違う一面を発見できるかもしれません。

出展
人事院 https://www.jinji.go.jp/
「健康寿命を延ばすには」 https://www.jinji.go.jp/shogai-sekkei/PDF/appendix4.pdf
あたまナビ /脳の中で一番老化が早い『前頭葉』をトキメキで鍛えて老化予防! https://atamanavi.jp/3164/
hyper medical vision/QOLとは 「心身ともに健康で輝くような状態」 https://www.mdv.co.jp/hypermedical/linernotes/qol/

会社の人間関係以外で、趣味の世界や、ご近所・地域でも、違う人間関係を築いておくと、視野がさらに広がり違う視点や文化に触れることになります。年齢を重ねてからの友人はとても大切な存在になりますし、やがて迎える後半の人生に彩りを増やしてくれるかもしれません。
ちなみに私の「推し」は絵画です。もう何年も、毎年 年初めに『日経大人のOFF』で観賞する美術展を決めて、年間を通して出掛けます。鑑賞している時間は、あらゆる刺激を受け至福の時間となっています。

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