エール!! ~展示会で出会えた声26~

2023年2月第3週 愛知県名古屋市で開催された『総務・人事・経理』の産業展示会に行ってきました。 約100社が出展。バックオフィス業務のサポート、新システム、サービスが紹介されていました。働き方改革は、バックオフィス業務で大いに発揮されるアイテムです。自動化はもとより作業効率に不可欠な異なるソフト・異業務の連携などマルチタスクが習熟度関係なく同じアウトプットが期待できる情報に注目が集まっていました。また、2023年3月期の有価証券報告書から人的資本に関する指標などの開示を企業努力にて求めるよう内閣府が交付したことで、福利厚生、ジェンダーバランスなどの改革に関する取り組みにも関心が高まっています。日々変化する要求に挑戦し続ける思いや苦労していることなどのお話を聴くことが出来ました。

ビジネスパーソンのメンタルヘルスをホットラインでサポートしている「アライエール」のmasudaです。
産業展示会に出向いて、出展社の方から業界のトレンドや情報などを教えて頂いています。
お話を通して漏れ出た苦労や夢、想いなどもお聴きするので、応援や労いの言葉をお返しする活動をしています。頂いたコメントなどを「エール!!」という表題でブログにて紹介しています。

目次

お話を伺った方の声

D社 H様
オフィスの快適空間づくりのお手伝いをしている会社です。今試飲されているコーヒーのレンタルサーバーや、グリーンレンタル、エアコンなど。私はクリーンケアサービスを担当しています。入社して1年。営業に配属されて頑張っています。人と会話するのが好きなので、業務は楽しい気持ちで取り組んでいるんですが、やはりノルマはありますからね。売り上げの数値を伸ばしたい課題がありまね。まずは信頼づくりと教えられているんですが、なかなか良いと評価されるコミュニケーションがどお数値に結びつくか手ごたえが実感できていないというのがあります。[とても素敵な笑顔が印象的でした。]

T社 S様
我が社は創立5年目の会社です。企業が人材を直接スカウトするシステムを採用しています。理系の学生を人材として登録いただいているのが弊社の最も大きな強みです。最近はやりの画期的なサービスではありますが、当事者同士の場を設けるだけで 放置ではなく、登録いただいている企業様、学生、人材にしっかり寄り添うことに注力を注いでいます。世代間、イメージというギャップが生じていて、正直勿体ないミスマッチも見受けられるんですよ。初見はデータですが、データに起こせない部分を補足してマッチングにつなげていくことに意義のやりがいを感じています。

A社 N様
今のトレンドをお知りになりたいんですね。内閣府が、2023年3月から有価証券報告書に人的資本の取り組み状況を開示するように求められていることに、多くの企業が早急に対応するために動いているというのが最も新しい動きでしょうかね。企業努力なので、義務ではありませんが、開示する姿勢を示す企業ならと捉えられるでしょうから、多くの企業が競って報告書に載せるようになるでしょうね。職場の働きやすさの福利厚生はもちろん、女性管理者、男性の育休取得などに今後注目が高まるはずです。我が社が力を入れてご紹介しているのは、エンゲージメントです。つまり、会社が提供している福利厚生は、従業員にとってマッチしているかどうかを調査するといものです。良かれと思ったことがその人のためになっているか把握しておきたいもの。いち早くその不安に手を差し伸べることで安心して邁進いただくためのサービスです。今はモノを作るとか、提供するだけではない多角的な業務が一つの企業様に存在します。自社内だけでなんとか頑張る時代ではないんですよ。いいサービスが世の中にはあふれているので、ぜひ活用いただきたいですね。

W社 H様
障がい者雇用への取り組みの一つで、農業を職場として雇用する取り組みをお勧めしています。企業が取り組みたいSDGsを、障がいを持った方にお任せする。働く人は自分のペースで自分の能力を存分に発揮できる場が持てる。双方に喜びを持っていただく社会貢献に取り組める場をご案内しています。自然を相手にするので、働く場としては豊かな時間と気持ちをもってお仕事が出来ているようです。去年もブースを出させていただいて、今年で12年実績を伸ばしています。全国で40か所。愛知県でも8か所に拡大しています。さらに認知度を上げて雇用の場を広げられるように丁寧にお話しさせていただいています。[去年は、エール!! ~展示会で出会えた声4~ I様からお話を伺いました。]

L社 M様 Y様
契約書に関する業務が一括で管理できるツールをご紹介しています。契約書は、企業が取引を行う際に取り交わす決め事です。公的な威力がありますから、作成には本来弁護士のチェックがいります。また、法的な知識が必要なので、習熟度によってはかなり難しい業務になります。紹介しているツールは弁護士チェックが既に入った内容になるように監修されています。データベースが豊富でクラウド管理もされている。作成フローやサポートが充実しているので、経験値を問いません。法的な文言や理解は複雑に難しくなる一方、人手不足で作業者が追いつけないのが現状です。「紹介」は、売るだけでなく、必ず手厚いサポートが当たり前の時代です。自分の業務も紹介のためのツール知識だけでなく、お客様への教育の一端が担えるスキルが期待されています。一つの業務のプロではなく、今はどの部署度の業務でも、「何でもできる」が期待されていますね。

F社 Y様
バックオフィス業務、いわゆる事務の仕事は本当に多岐にわたります。そして、作業者によって効率のルーティーンが違っていて、体系化されていないのが現状なんですよ。そうなると、引継ぎとか、業務が併合するなんて事態に「その人しかわからない」が発生します。もちろん作業者に特化される手順は強みですが、人手不足にマルチタスクは、忙しさやミスの誘発に対策が追いつきません。特に事務仕事はソフトをまたぐ作業が当たり前なので、その複雑は一言では説明できないほどです。そこでお勧めしているのが、事務仕事のRPA化です。仕組みは好評をいただいていますが、いざ導入の段階で大切なのは、教育です。私が苦労や意義を感じているのも売ることではなく、その先の「ツールを生かすに寄り添う」ことなんです。良いものを使い切って頂きたい。楽をしていただきたいという思いがとても強いです。

T社 K様
大手グループ会社から、サービスの一つ、オフィスの清掃サービスをご紹介しています。サポートやサービスを提供する企業はアイディアや開発力があります。それを形にするとき、様々な企業様が持っている技術やサービスを独自にカスタマイズしてより良いサービスにバージョンアップしてご提供しています。この清掃サービスも、ロボットはP社の素晴らしい製品です。そこに自社の既存技術やノウハウを上乗せさせていくわけです。グループ会社が持つトータル力が強みですね。私は主査という役職を担っていますが、社内にこもらず社外の方とフランクに話せるこういった場で情報収集には丁寧に耳を傾けるようにしています。それが展示会での仕事と言えばそうですが、業種の異なる方の意見は新たな視点をもらえます。このメモは次のヒントですよ。

A社 I様
マーケティングリサーチの会社です。サービスや製品の一般評価というのはどの企業様でも欲しい意見だと思いますが、自社でマーケティングするのも大変ですし、偏りも出ます。我が社はすでに会員登録されている一般の方、会場調査、ネット調査などの定量調査やグループ対象など定性的な結果まで幅広く対応可能です。次のサービスや商品を生み出すのは、こういった生の声をどう生かすかにかかってくるのではないでしょうか。私自身市場調査の部署にいたことがあって、膨大な数の調査や結果分析に関わってきました。[年間調査実績数6400件以上:HPより]一部はオープンソースになっているので、一般の方も見ることが出来ます。アンケート結果って面白いので興味持ってもらえると思いますよ。[去年は、エール!! ~展示会で出会えた声4~ W様からお話を伺いました。]

S社 S様
私たちの身の回りは膨大な量の「法律」に囲まれています。企業を成り立たせるため、経営を成り立たせる・維持させるのに法を無視することは出来ません。業務レベルで発生する法律の量もしかりで、とても個人で把握できる量ではありません。10センチもある法規類を手でめくって調べていた時代を想像すると恐ろしいですよね。今は我が社が提供する冊子データによって効率化が図れています。特に検索機能を強化しました。関連ワードで絞り込めるようになりましたが、豊富なデータの中から知りたい情報を素早く検索する絞り込みの要領というものが、「人」に求められる新たな能力になっていると思います。機械はとても正確ですが、あいまいにニュアンスを選別できるのはやはり人。やはり、要望もそんなゆらぎの加味についてが多いですね。データ量が多い処理関してはAIはますます発揮してくれるはずなので、その機能強化に特化出来たらと思っていますよ。

S社 H様
無料の職業紹介事業を展開しています。組織の運営は、雇用保険で賄われていて、特にシニア層に強いことがハローワークと違う大きな特徴と言えます。定年を迎える方や、企業倒産による退職を余儀なくされるなど現在働いている方のフォローに特に強い組織といえます。人手不足が加速していく中、定年退職後の人材には益々期待がかかります。経験値やコンセプチュアルスキルが高いことは即戦力として売りになります。個人での就活より組織を頼っていただければよりマッチできる職場を探せると考えています。[去年は、エール!! ~展示会で出会えた声4~のN様からお話を伺いました。]

S社 U様
就業規則などをはじめとする各種規定の一元管理に強いソフトを開発提供している会社です。最初は学校法人向けからスタートして現在は一般企業様にもご案内しています。入社して今の仕事に就いています。好きですよ、この仕事。人と話をするのがもともと好きなので苦になったことないです。ああ、でも以前はコールセンターにもいたことがありまして、そこでは様々な方の反応に会いましたね。それでも今ここにいて、お話しすることに抵抗ないですから、結果的に良い経験になったのだと思います。お客様の悩みって、求める製品や商品、サービスによって傾向が似てるんです。年齢や立場によっても特色が出るんですよ。お話しする中で、困りごとなど先をみて考えることが出来るようになっているかもしれません。

H社 N様
情報技術を組み合わせた独自のITサービスを通じて、お客さまと社会のニーズに応えるサービスカンパニーを目指しています。今回はそのコンセプトや具体的に何ができるのかをお話しさせていただいています。「ニーズに応える」という明確な物体を持たないサービスについては、ご説明するのにコツがいります。なぜなら、目の前で触っていただいたり、直ぐに結果をお見せできるものではないのでね。人を育てるというイメージをお伝えするのは難しい仕事です。私自身は営業部の主任をしています。こういったお話には応用力が必要だと考えています。難しい言葉でそれっぽく伝えるのではなく、お客様自身できちんとイメージいただけるような言葉をお客様の側に立った言葉でお伝えする。を意識しています。

W社 N様
ペットボトルのごみ(樹脂製品)で海を汚さない。をお伝えしてウォーターサーバー導入へのご案内に力を注いでいます。もちろんペットボトルが悪いというつもりはありません。海はあらゆる恵みをもたらし、豊かな資源を育んでくれています。その海を汚さないようにしましょう。積極的に関わって頂きたいという思いなんです。個人でそう考えられいる方は多いです。その思いをすくい上げて、思いを大きな形にしていくのが企業の役目だと思っています。

AIS社 M様
今回紹介させていただいているのが、「ちゃっかり勤太くん」です。勤怠管理に優れたシステムで、クラウドによってリアルタイムに各部情報の共有が可能で導入もしやすい仕様になっています。カスタマイズによる柔軟性により目に見えて省力削減を実感頂けるとシステムなんです。営業部長の私 自らが赴き、ブースを訪れたお客様と直接お話しさせていただいています。(ブースには他にもメンバーがいらっしゃいました)営業の先輩としても背中を見せていることになっているのでは?ノベルティで勤太くんのチョコレートも作ってみたんですよ。「印象を残す」のは大事ですからね。

Gigi社 今井了介様
「びずめし」を紹介しています。ビジネスの飯(めし)をという意味です。地域飲食店と企業を結ぶサービスで、具体的には企業の福利厚生で食事補助金を提携飲食店で利用できるという『屋外の社員食堂』をイメージしてもらえるとわかりやすいかな。福岡で立ち上げた会社ですが、今回 中部電力様と提携することで東海圏に屋外社食の文化を広めようとお話しさせていただいています。手ごたえはありますが、会社を興した時は大変でした。自分はもともと作曲家、音楽プロデューサーをしていました。安室奈美恵さんの「HERO」も僕の曲ですよ。音楽から食の世界へ、まったく違う?と思うでしょ?でもね、人に喜んで欲しいという思いは同じなんですよ。そこが僕の原点。

M様
企業様の展示ブースで説明させていただいてますが、実は自分は企業の人間ではなく、派遣されてここに立っています。説明の超プロとしての依頼ですね。展示会で商談までいけたらすごいですが、まずは周知する、知ってもらう、印象に残る紹介をすることが大事なんです。説明は橋渡しが役目。そのために説明のプロが存在したりします。もちろん依頼されている期待値がありますから、それを達成するために展示製品やサービスに関して猛勉強します。本当の商談に持っていくためのつなぎを確実にするために自分なりのノウハウがあります。社員ではない分、ある意味とても冷静に会場の出来栄えとか評価できますよ。展示会に出展するのなら、きっちり印象に残ってもらう。そういう覚悟で依頼をを全うしていますね。

masuda

名刺交換が叶わない企業様、担当者様もいらっしゃいました。
一部、企業様イニシャルにて、コメントを載せたいと思います。

R社様 
会議等の音声をリアルタイムでテキスト化でき、100か国語に対応している翻訳ツールをご紹介しています。このツールを活用いただければ、議事録の作成や文字おこしに時間を割かれることはなく、音声そのままの言葉が残せるので、不明確さを回避できる利点があります。これまでも翻訳や文字おこしの機能が付いた製品はありましたが、リアルタイムというのが画期的で、時代としてはそれが当たり前のニーズになっているとも言えます。海外とのやり取りが増えるのは必至で、外国語対応も欠かせません。しかも、社内用語、専門用語を登録することで変換ミスを防ぐこともできます。私が入社した時代からすれば、何が効率化かわからなくなることもありますよ。私たちの時代では議事録を書きながら会議を咀嚼して、要領よく伝達することが議事録の意義でしたが、議事録を書くこと自体が効率の妨げになるという時代なんですからね。

R社様 
R社は自動翻訳の実用化をリードしてきた会社です。AI機能が学習して自動翻訳できるのが特徴で、スマホや外部デバイスでも使用できます。翻訳内容をオフィスファイルのレイアウトに沿うように入力することも可能で専門用語の翻訳にも対応できます。企業カスタマイズの組み合わせも自由。一方的にお話しさせていただきました。展示会にいらした方は、目指すブースもあるでしょうが、半数以上は情報収集だったり、興味本位だったり、異業種だったりします。そこにどんなインパクトを与えることが出来るか。時に強気でアピールすることも大事だと思っています。その気はなかったのに。という相手を「お客様」に変えるには、最初から思惑をもって接する必要があると考えているんですよ。

M社様 
タレント(人材)マネジメントを展開しています。組織文化の向上とか、人材の活性化とか文字ばかり踊って、実際に何をどお取り組めばよいか悩まれる企業様が多いです。プロ集団として、具体的な問題解決が図れ、業務向上につながる人材育成に寄り添います。企業様のニーズが実際には明確ではない時がありますので、ご提案するためのカテゴリはあらかじめご用意しています。理想や希望をお伝えいただければ、運営に付随する「悩み」もお任せいただいて構わないんです。企業努力とか、社内の人材育成などは、利益を支える取り組みだったのは過去です。今では企業の柱となる取り組みになっているので、より良いご提案ができる、我々の仕事が益々重宝されていくのだと思いますよ。

P社様 
一人一人の人材データを集積して、組織のパワーバランスを考察できるツールです。昨今、合併や吸収・提携などで従業員が増えた会社様が多くなりました。規模が大きくなりすぎて、人材は増えたのに、会社が持っている人材スキルを把握しきれず、適材適所などの人材配属に生かしきれない。社員同士も、人間の交流が活性化しても不思議ではないのに、一生会わない社員が同じ会社にいるなんて珍しくありません。我が社が開発したツールなら、採用、評価、育成など社員を見える化することが出来ます。データ化と聞くと寂しいですが、入り口を見つける「きっかけ」をご提供できると思います。データは数値の塊として捉えるのではなく、見つける糸口だと考えています。

A社様 
胸骨圧迫ヘルプ機能。いわゆる「AED」のご紹介をしています。最近は目にすることも多くなったのではないでしょうか。良く見るのは赤いボックスタイプのものだと思いますが、我が社は緑のボックスタイプ。AEDは救命活動に使いますが、大事なものだと解っていても、いざという時は戸惑いますよね。今は、音声案内がしっかりしていますから、迷わず使用してほしいと思います。適切な胸骨圧迫によって生存率は2倍以上に上がります。医療活動はどうしてもしり込みしがちですが、ヘルプ機能がお手伝いしますので、勇気をもって使っていただけたらと思っています。

M社様 
東海圏でレンタカー事業を起こしている会社です。地域密着型の情報に長けている点から健康経営に乗り出しています。オフィスの置き食品として、水やコーヒー、お菓子などは ご存じだと思います。その「地元パン」版です。愛知県の喫茶店文化を支えてきたパン屋さんのパンを手軽に召し上がっていただくことが出来ます。長年会社を経営すれば、拠点の情報やネットワークが蓄積されますから、出来ることが広がります。将来の経営を考えるのと同時に、今どんなことが楽しく貢献できるか。働いている人も興味を持って取り組めることは何だろうかってことが、本当の意味で企業を成長させることなんじゃないでしょうか。

今の仕事はいわゆる「マルチタスク」に効率化が託されている感があるようです。目の前の作業をしている裏で別の仕事の計算させておいたり、生のデータをリアルタイムに観察するのではなく、処理するためのマクロを作るほうに時間が割かれたり、下準備のフローをデザインする能力や結果を分析するためのスキルが重要になってきています。作業ミスやアウトプットのチェックもAIやシステムが代行してくれて、提出するためのメールも時間になったら送信機能も出来ていて、自分が仕事を始めた時代と随分様変わりしているのを実感します。けれど、そういった「トレンド」を支えている方の「想い」はいつの時代も変わっていないようです。誰かの役に立つこと。誰かの笑顔のために。誰かを支えたい。  だから展示会を後にしたとき笑顔になるのは、皆さんの思いが注入されるからだと思います。

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