逞しく生きる  ~心に染みる言葉集④~

2022年も足早に過ぎていきますね。今年もいろんなことがありました。ワールドカップ、侵攻、スプラトゥーン3、円安、値上げ、メタバース、鎌倉殿の13人、等々。知らない単語も溢れて、〇〇とは、〇〇する方法など、検索したことも増えたのでは。ハラスメントやメンタルヘルスなど心の問題を取り上げた記事も目につきました。SDGsが目指す『だれ一人取り残さない』に共感して活動を続けています。

歴史上の人物が語った言葉には、残るがゆえ 心に染みる言葉が沢山ありますね。

今回は『逞しく生きる』ための力強い言葉を5つご紹介したいと思います。

違うテーマで他の言葉も紹介しています。
人生とは何か  ~心に染みる言葉集①~
人間とは 生きるとは  ~心に染みる言葉集②~
自分は何者か  ~心に染みる言葉集③~

最大の名誉は、倒れないことではない。倒れるたびに起き上がることである。

孔子(※1)[前551?-前479]

※1 孔子:孔子・老子・荘子・墨子・孟子・荀子。似たような名前でごっちゃになります。全て人物の名前ですが、「子」は概ね【先生】という意味なので、「孔子」は”孔先生”という解釈で間違いはないようです。

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前後に文章があったと考えられます。例を挙げた後にこの言葉が表され、この後に他に活かせる言葉が続く。
言葉の背景に込めた孔子の思いを感じ取りたいです。

人間の生き方に変化が生じるのは当然である。だがしかし、人間は、その変化を、あくまでも外的条件の所産(※1)たらしめず、霊の所産たらしめねばらなないのである。

レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ[1828-1910]

※1 所産:産みだされたもの。つくりだされたもの

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『意思』を感じます。ときに不可抗力があったとしても、それすら自らの意志として受け入れると解釈すれば、哲学的な言葉です。

正しく哲学するためには、一生に一度、自分のあらゆる持説(※1)を捨てる決心をしなければならない。

ルネ・デカルト[1596-1650]

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『我思う。ゆえに我あり』でも有名なフランスの哲学者です。”私が何かを疑っていると考えているあいだ、その私自身は何ものかでなければならい。”という絶対的確実を発見したのだそうです。
考えるってすごいです。

※1 区別が気になった言葉。「持説」「自説」「持論」「自論」
持説:ふだんから主張している意見。
自説:自分の意見・説。
持論:以前から持っている自分の考え
自論:「自論」は造語で辞書に載っていない単語です。「自説」と同意。

自分は有用な材であるという自信ほどその人にとって有益なことはない。

デール・ブレッケンリッジ・カーネギー[1888-1955]

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対人スキルを向上させる書物やトレーニングを産みだした方ならではの言葉ですね。人を動かす・人に好かれる・人を説得する・人を変えるなどの実践プログラムコースがあるようです。

何びとも信用しない者は己れ自身が信用されないことを知っている。

エーリッヒ・アウエルバッハ[1892-1957]

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文芸評論家であったアウエルバッハは、ドイツ文献学で多大な功績をあげたにもかかわらず、ユダヤ人の迫害を受け、アメリカに渡った苦労人です。

参考『座右の銘 意義ある人生のために』里文出版 より

デール・カーネギーとエーリッヒ・アウエルバッハは生きた時代が同じでした。アウエルバッハがアメリカに渡った1947年には、デール・カーネギーが長年の夢である講師の仕事を経て1936年に出版された「人を動かす」という本がベストセラーとなっていました。ニューヨークでも活躍していた時期、アウエルバッハも、ニューヨークに近いマサチューセッツ州ペンシルベニア大学で教鞭をとっていました。
接点が・・・合ったかも?と想像が膨らみます。

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