心のうちにあるもの  ~心に染みる言葉集⑤~

歴史上の人物が語った言葉には、残るがゆえ 心に染みる言葉が沢山ありますね。

今回は『心のうちにあるもの』ための気づきの言葉を5つご紹介したいと思います。

違うテーマで他の言葉も紹介しています。こちらへ

幸福と不幸とはともに心にあり

デモクリトス(※1)[前460?-前370?]

※1 デモクリトス:ギリシャの哲学者で、「原子(アトム)論」(※2)を説いた。
※2 原子論:『目には見えず、それ以上分割できない「原子」が、無限の「空虚(ケノン)」の中に運動しながら、世界が成り立つ』とする説

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今回 デモクリトスという方を初めて知りました。『魂(原子)の安定した状態を保つことが人生における幸福であり、目的である』という倫理観も説いていて、それが2300年以上前。遥か昔過ぎて、でも言わんとしていることは伝わってくる。時を超えてくるメッセージに揺さぶられます。

小心な人間は、危険の起る前に怖れる。臆病な人間は危険の起っている間怖れる。大胆な人間は危険が去ってから怖れる。

ヨハン・パウル・フリードリヒ・リヒター[1763-1825]

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「断片」という小説の中に出てくる言葉です。存じ上げない方ですが、ドイツの文学者でその博識によってユーモアも得意とした方のようです。
他にも、
『人生は一冊の書物によく似ている。愚かな者はそれをパラパラとめくっているが、賢い者はそれを念入りに読む。なぜなら、ただ一度しかそれを読めないことを、知っているからだ。』。

臆病でためらいがちな人間にとっては、一切は不可能である。なぜなら、一切が不可能なように見えるからだ。

ウォルター・スコット[1771-1832]

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前述のリヒターと同じ小説家です。1800年代は多くの国で近代化へ向けて大きく変化した背景があります。宗教観への疑問も含め、価値や思想、考え方が爆発的に分かれていきます。
内面に向けての言葉も多い気がしています。

私の疲れた心よ、生きるということはなんと困難なことだろうか。

アンリ・フレデリック・アミエル[1821-1881]

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スイスの方です。哲学者であり、詩人。死後に発表された『日記』がは評価が高く、かのトルストイも影響を受けたと言われています。

他にも有名な言葉があります。
「心が変われば行動が変わる/行動が変われば習慣が変わる/習慣が変われば人格が変わる/人格が変われば運命が変わる/運命が変われば人生が変かわる。」

私は無名人の成功物語をたくさん読んだが、それを分析してみると、一つの共通点がある。成功者といわれるようになった転換期は、失敗の理由、上手く思い通りに運べなかった責任を、本人以外に求めなくなった瞬間に始まっている。自らよくつかみ、献身的な活動を始めた瞬間に形式を一変させるのである。

デイヴィッド・レターマン[1947-]

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アメリカの有名な司会者コメディアンの方だそうです。日本でいう黒柳徹子さん的なといえばイメージがわきやすいでしょうか。あらゆる方との対談でそのトーク力はトップ。だからこその名言につながる見識を持っていらっしゃるのでしょうね。

参考『座右の銘 意義ある人生のために』里文出版 より

その他にも

人生とは何か  ~心に染みる言葉集①~
人間とは 生きるとは  ~心に染みる言葉集②~
自分は何者か  ~心に染みる言葉集③~
逞しく生きる  ~心に染みる言葉集④~

名言や誰かの言葉、情報を見たり聞いたりすると、つい「イイネ」とか、「悪い」とか白黒つけがちですが、そういう評価せず、心にどんな風に残ったかが大事なのではと。良い悪いは時代や自分の経験値で変わることもあります。そういうこともあるんだ。そんな考えもあるんだと感じるだけで良いのかなと。
私は絵画を見るのも好きですが、あまりに前衛的な画を見ると、もう何を感じて良いか判らなくなります。でもそれで、分からない、何を感じて良いのか?で、いいのだそうです。

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