歴史上の人物が語った言葉には、残るがゆえ 心に染みる言葉が沢山ありますね。
今回は『人と人の間に』をテーマに、他者と自分との間にあるものの言葉を紹介したいと思います。
違うテーマで他の言葉も紹介しています。こちらへ
人間は聡明で善良であればあるほど、他人の良さをみとめる。だが、愚かで意地悪であればあるほど、他人の欠点をさがす。
レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ[1828-1910]
22歳から小説家となり、文豪にふさわしく大作を世に出し、日本においても与えた影響は多大。様々な思想に関わり時に危険視されました。冷徹に世を憂いた生き方は、家族には理解されなかった寂しさもあったようです。
人間の社交本能も、その根本はなにも直接的な本能ではない。つまり、社交を愛するからではなく、孤独が恐ろしいからである。
アルトゥール・ショーペンハウアー[1788-1860]
ドイツの哲学者です。裕福で頭も良く、世界に影響をもたらす貢献をしたにもかかわらず、彼自身『生は苦悩である』という言葉を残しているそうです。このためか仏教の考えにも興味を持っていた方のようです。
孤独はいいものだとうことを我々は認めざるをえない。けれどもまた、孤独はいいものだと話しあうことのできるだれか相手を持つこととは一つの喜びである。
オノレ・ド・バルザック[1799-1850]
社会を俯瞰した作風で知られるバルザックはとにかく精力的な方だっ様です。良く食べ、よく人とつきあい、何よりよく書いて、多作・速筆にもかかわらずアイディアが尽きなかったのだとか。
社交の秘訣は、真実を語らないということではない。真実を語ることによってさえも、相手を怒らせないようにするとことの技術である。
萩原朔太郎[1886-1942]
人物エピソードを読むと、非常にデリケートな方で、先のバルザックとは正反対。風でとんでしまうような方だったみたいです。「ニヒリズム」という『向こう側』に傾倒するのもうなずけるかも。
※1 ニヒリズム:あるいは虚無主義(きょむしゅぎ、英: Nihilism、独: Nihilismus)とは、今生きている世界、特に過去および現在における人間の存在には意義、目的、理解できるような真理、本質的な価値などがないと主張する哲学的な立場である。(参照:ウィキペディア)
話しじょうずの第一の要素は真実、第二は良識、第三は上機嫌、第四は頓智。
ヘンリー・ジョン・テンプル[1784-1865]
イギリスの政治家として、首相、内務大臣、外務大臣、戦時大臣とその一生(23歳から亡くなる82歳まで)全てが公の役目を勤められた方ならではの言葉かもしれません。
其の人は世界を知っているが、自分自身を知らない。
ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ[1621-1695]
フランスでは小学校で習う有名な詩人で、イソップ寓話を基にした寓話詩で知られています。(北風と太陽、金のタマゴを産むめんどりなど)「すべての道はローマへ通ず」と語ったのもこの方です。
参考『座右の銘 意義ある人生のために』里文出版 より
そのほかの言葉
人生とは何か ~心に染みる言葉集①~
人間とは 生きるとは ~心に染みる言葉集②~
自分は何者か ~心に染みる言葉集③~
逞しく生きる ~心に染みる言葉集④~
心のうちにあるもの ~心に染みる言葉集⑤~
愛のある人生 ~心に染みる言葉集⑥~
広くて浅い付き合いや、狭くて深い付き合い。出会いや別れは生涯を通して、あるいはライフステージで、関係性や共に生きる時間も異なります。どんな関係であっても、お互いに嘘をつかなくても良い関係が築けたら楽だなぁと感じます。
本サイトは、ブログ以外に
「誰かに聴いて欲しい」を目的としたホットラインを開設しています。
こころの発散、リフレッシュの場として、気軽に ご利用 ください。
ご利用には『こんな方におすすめ』『約束』『利用の流れ』『予約ページ』をご覧ください。
コメント