愛のある人生  ~心に染みる言葉集⑥~

歴史上の人物が語った言葉には、残るがゆえ 心に染みる言葉が沢山ありますね。

今回は『愛のある人生』を生きるヒントになるかもしれない言葉を紹介したいと思います。

違うテーマで他の言葉も紹介しています。こちらへ

重要なことは何を耐え忍んだかということてばなく、いかに耐え忍んだかということだ。

ルキウス・アンナエウス・セネカ[前1?-65]

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ローマ帝国の政治家・哲学者・作家で、後のシェークスピアにも影響を与えた人です。『幸福な人生について』、『寛容について』など著書も多く、幾多の名言を残された方です。

諸君が諸君自身に対して関心持っているのと同じように、他人が諸君のことにそれほど関心を持っているなど決して期待するな。

バートランド・アーサー・ウィリアム・ラッセル[1872-1970]

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イギリスの首相を2度勤め、ノーベル文学賞も受賞。4度の結婚。その4度目は80歳。大学を解任させられたり、投獄されたり、アメリカに移住したかと思えばイギリスへ帰国。97歳で大往生された方の言葉です。

いったんそれを人生の目的としてしまえば、とたんにそれだけでは物足らない気がしてくる。楽しみなどというものは、細かく吟味すれば必ずボロが出てくるものだ。幸福になる唯一の道は、幸福さではなく、何かそれ以上のものを人生の目的にえらぶことである。

ジョン・スチュアート・ミル[1806-1873]

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ミルはイギリスの哲学者です。政治哲学、倫理学、経済学で才を発揮した他にも最晩年に発表した『功利主義』(※1)でも有名な方です。この言葉からも「功利」の考えが見え隠れしてます。

※1 功利主義:最大幸福原理・行為・道徳・幸福・不幸・全体などがキーワードとなり、自分の利益・幸福も他者の利益・幸福も考慮して、みんなの利益・幸福を追求することがよい。などと説明されます。さらに「利益」とは、「幸福とは」と続き、深い倫理観、理論へと導かれていきます。

友情について の名言3つ

友人とは あなたについてすべてのことを知っていて、それにもかかわらず あなたを好んでいる人のことである。
エルバート・ハーバート

見えないところで、私のことをよく言ってくれる人は、私の友人である。
トーマス・フラー

順境の時には招待された時だけ訪れ、逆境の時には招待されなくともやってくるのが 真の友である。
テオフラスタス

愛は信頼の行為である。神が存在するかしないかはどうでも良い。信ずるから信ずるのである。愛するから愛するのである。大した理由はない。

ロマン・ロラン[1866-1944]

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フランスの作家です。1890年から1945年に亡くなった次の年までほぼ毎年!著書を遺しています。ベートーベ―がモデルといわれる『ジャンクリストフ』は有名。また、戦争反対を世界に叫び続けた方です。

愛は遠くにあろうとも、しかしいつも、そこにある。 星の光のように、とこしえに遠く、また近くに。

エルンスト・アルント[1769-1860]

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ドイツの詩人。戦争を体験する中で、建造物や自然に対しても、壊されてゆくことへ心を痛め、声高に物言いをした方です。

愛することは良いことです。なぜなら愛は困難だからです。人間から人間への愛、これはおそらく私たちに課せられた最も困難なこと。究極のことであり、最後の試練です。

ライナー・マリア・リルケ[1875-1926]

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あまりの貧しさから、一時妻子と一緒に棲むことも出来なかったリルケは、オーストリアの詩人で作家です。リルケもまた、戦争により多くの体験をし、思想へと昇華させた方です。芸術家との親交から伝記を書くこともありました。

結婚―――いかなる羅針盤もかつて航路を発見したことがない荒海。

クリスティアン・ヨハン・ハインリヒ・ハイネ[1797-1856]

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ドイツの詩人・ジャーナリストでロマンチックな詩が有名ですが、言い得て絶な言葉はさすがです。

子供には、批評よりも手本が必要である。

ジョセフ・ジュベール[1754-1824]

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フランスの道徳主義者。(※1)と説明があります。
他にも、「教えることは二度学ぶことである。」という言葉も有名です。

※1 道徳主義者:「他人に対して不寛容・非共感的な道徳判断を下し、必要のないところで道徳判断を行うこと」などと説明があります。ジュベールの読み解ける資料が少ないので、果たして道徳主義と書かれていることが真実かはわかりませんでした。

参考『座右の銘 意義ある人生のために』里文出版 より

そのほかの言葉

人生とは何か  ~心に染みる言葉集①~
人間とは 生きるとは  ~心に染みる言葉集②~
自分は何者か  ~心に染みる言葉集③~
逞しく生きる  ~心に染みる言葉集④~
心のうちにあるもの  ~心に染みる言葉集⑤~

「愛」という文字には、「愛でる」や「愛おしむ」など良く知られている意味の他に、「過去を振り返ること」という意味もあるようです。
「愛」という漢字を分解した説明もありました。《「愛」は、「旡」「心」「夂」の文字が組み合わさっている。「旡」は人間が後ろを向く姿、「心」は人間の心、「夂」は人の足を表すことから、「人がゆっくり歩きながら後ろを振り返ろうとする心情」を表した漢字》なのだそうです。
愛は、男女をはじめ、肉親、友人、隣人、郷土・・・取り巻くすべてにつながる心情ですね。自分の中に存在するあらゆる「愛」を数えてみませんか。意外な発見ができたりします。

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