~心に染みる言葉集~最終回です。
『希望』の(3)として 歴史上の人物が語った言葉を紹介したいと思います。
希望の(1)(2)を含めて、違うテーマで他の言葉も紹介しています。こちらへ
大人物と会ってきたが、人にほめられて働くより 人に叱られて働くことがよい仕事ができるという人間には、まだ会ったことがない。
シュウォブ[?-?]
19世紀後半のフランスの作家、マルセル・シュオッブさんと思われますが、誰の言葉か検索できませんでした。私がこの言葉に惹かれたのは、叱られてスキルが発揮する人はごくまれで、むしろ褒められたり、認められることで、能力を十分生かし、パフォーマンスが上がる場面を多く見てきた:経緯があったからです。
「いったいどれだけ努力すればよいか」と言う人があるが、「キミは人生をなんだと思うか」と反問したい。努力し創造していく間こそ人生なのである。
御木徳近(みき とくちか)[1900-1983]
日々の精進は生きている限り続く。宗教家の言葉として決意と強さも感じることが出来ます。自分を律し、厳しく生きることは容易に真似が出来ない分 寛容さを求められる場面もあるでしょう。しかし、大事な自分だからこその厳しさは敢えて飛び込むことも必要でしょう。
ものを観るのに 目をあいただけでは足りない。心の働きがなくてはならない。
ジャン=フランソワ・ミレー[1814-1875]
「種をまく人」という画は教科書や画集などでご存知の方も多いのでは。自然主義的な風景画や農民画を写実的に描き、バルビゾンという村にその場を求めた画家が多かったことから、バルビゾン派という流派が生まれました。ミレーもその一人。写し取るだけでは『心』は動きません。発信する側の視点をどう盛り込むかに名画たるゆえんが滲みます。
私は、私の足を導いてくれるただ一つのランプを持っている。それは経験というランプである。
パトリック・ヘンリー[1736-1799]
アメリカ植民地時代に弁護士となり、その激しい弁舌を武器に頭角を現し、イギリスに対する植民地側の代弁者としても活躍し、アメリカが独立を果たしたのち、知事にまでなった方です。自分が歩いていくその道は、自分自身が培った力が大いに役立つ。などとも解釈できます。
人の心はパラシュートのようなものだ。開かなければ使えない。
ジョン・オズボーン[1929-1994]
航空関連に縁のある方なのかと思ったら、イギリスの劇作家で、「怒りを込めて振返れ」などの舞台は有名。お好きな方は存命時代を知っていらっしゃるかも。「開く」ことで見える景色を堪能するのはパラシュートにも共通することのなのですね。
笑いはちょうど音楽のようなものである。笑いが心の中に漂いそのメロディの聞こえるところでは人生のもろもろの禍は立ち去ってしまう。
ダニエル・サンダース[1819-1897]
ここでいう「笑い」は、嘲笑などの人を傷ける愚かな行為ではありませんね。笑いが和のエッセンスであり、潤いになるのは気持ちも豊かになります。時に爆笑するほどの楽しい出来事は人生において必要なことですね。
参考『座右の銘 意義ある人生のために』里文出版 より
そのほかの言葉
人生とは何か ~心に染みる言葉集①~
人間とは 生きるとは ~心に染みる言葉集②~
自分は何者か ~心に染みる言葉集③~
逞しく生きる ~心に染みる言葉集④~
心のうちにあるもの ~心に染みる言葉集⑤~
愛のある人生 ~心に染みる言葉集⑥~
人と人の間に ~心に染みる言葉集⑦~
自ら道を歩む(1) ~心に染みる言葉集⑧~
自ら道を歩む(2) ~心に染みる言葉集⑨~
希望へつなぐもの(1) ~心に染みる言葉集⑩~
希望へつなぐもの(2) ~心に染みる言葉集⑪~
~心に染みる言葉集~を振り返って、50以上の言葉を紹介できたかと思います。もちろん心に響くフレーズはたくさんありますし、次の機会にまた新たな言葉を紹介する気持ちでいます。
実は、記事のタイトルに沿えている画像(写真)も その都度 時間をかけて選んでいます。でも私が伝えたいと感じて載せた画像に対し、同じ思いが伝わっているとは思えません。同じように、紹介した言葉も皆さんの状況、ステージ、心の有り様で、受け止め方は変わります。名言、格言と呼ばれるものから心が動く理由は、決まりは無くて良いのではと思っています。
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